2020年6月29日月曜日

岩石と地層の表情:062;観音崎 地層の描き出す景観

三浦半島のこの付近は、三浦層群の池子層と逗子層が出ている筈なのですが、地質の知識に欠ける小生には、画像を見ながら「この層は・・・」と解説刷る様な事は出来ません。昨日28日は対岸の保田で調査等をやって居たのですが、天津層の泥岩の丘の上に住む両氏の方から、目の前の砂浜で大潮の干潮時には保田層群の江月層ツルハシの先端が割れる様な硬い露頭が見える事をお聞きしましたが(昔、美味しい穿孔貝を取るのにツルハシで岩を割っていた)、平面的な地質図を見ながら上下関係を考えるのはどうも苦手です。折角、観音崎の話題を取り上げたので、今日は海岸の風景を、明日は二つのトンネル内で観察される地層の重なりをご紹介します。この地域は、自衛隊の管理下に在る地域があったり、台風被害の復旧が未完の場所も在り、歩かれる際は事前に現地の状況をよく調べてからお出かけください。
旧軍の施設の残骸が岬の先にありますが付近は立入禁止です。望遠レンズを使用しています、背後の煙突は旧横須賀火力発電所のものですね
波打ち際に小規模の石切の痕跡があります。よくまあこんな波打ち際まで採掘したものですね。溝の有る部分の左手は採掘した跡なのでしょう。
地層は緩やかに褶曲していますが所々にスコリアの硬い層(黒い部分)を挟んでいます。
崖の形状が二か所ばかり少し不自然です。或いはここも石切の跡かもしれないと思ったのですが、残念ながら近付けません
岩相変化が面白いのですが、波の間隔が短いので渡れませんでした。
この日は結構波しぶきも強い日でした。穏やかな天候ならばもっと別の場所を歩くので、結局海岸線を歩くのはこんな日になってしまいます。
最初の画像に取りあげた監視所の建物を反対側から見ています。

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