2020年3月21日土曜日

豊玉姫神社の銚子砂岩

香取市に『東光山来迎寺』と言う古刹が有って、銚子石(細粒砂岩)を用いた五輪塔・宝篋印塔・家形石宮等がかなり沢山有るらしいという話を聞いて早速見に行く事にしたのだが、地図を見るとそのすぐ近くに「豊玉姫神社」が有るのが判った。柏から利根川沿いの道は、銚子の瓦の調査や、銚子石の調査で何度往復したか判らない程だが、途中にはまだ見ていない社寺が多数あるので、もう一ヵ所、銚子市に在る「新宮大神」と三か所に狙いを定めて出掛けてみた。社殿の礎石類は白河石でふき替えられていたが、参道階段には美しい状態で残っていた。社殿も複雑な木組みが美しく、狛犬はその顔の大きさに驚いてしまった!

銚子石を用いた参道の階段は、意外と美しいし、どこも下手っていない。昭和55(1980)年から40年ぐらいの年月では全く問題が無いのだろう。美しく銚子砂岩を活用して下さった氏子の皆様に感謝である



狛犬は兎に角頭が大きいのに驚く!

子の狛犬が親にじゃれついて噛みついている。しかし、頭が大きい!

本殿の右側面。宝暦七年(1757) 年の建築を昭和55年に大修理を行い、玉垣礎石や、基壇等は白河石で改修している。屋根は本来かやぶきであったものを銅板葺きに変えている

銚子石の大部分は細粒の砂岩です。

神楽殿の礎石に使われた銚子石。この付近では飯岡石が使われることが多いのだが・・・

参道階段の端面を見ると全くダレていない事が判る

代表的な二色

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