20日のFWでは、24,106歩で228枚の撮影だった。今日はコースを端折って凝灰岩が観察できる場所だけに絞り、幾つかコースを外れて歩いて良いものに巡り合えた。特に、伊豆の美しい刷毛目の凝灰岩の塀が僅かに残っているのを見つける事も出来たし、緑色凝灰岩に大量の破砕された化石が含まれているのも発見。20日に続けて今日22日も嬉しいFWを楽しむ事が出来た。埼玉スリバチ学会の皆様、お世話になりました。今日の画像の一部をご紹介。
的場の八幡神社で燈籠に使われていた最も標準的な凝灰岩の一つ。粒が粗く、小豆色の砂礫が混じっている。凝灰質の団子が多い。画像の横幅は 4 cm
同じ種類の凝灰岩だがやや白っぽいのは粒子の周りを「石灰質」の薄い膜でコーティングしたような状態の為。六軒町の六塚稲荷神社で:スケール無
同じく六塚稲荷神社の基壇笠石に使われていた伊豆の凝灰岩。実は含まれている岩塊はやや発泡していて弱いので凹んでしまい、間を埋めた細粒の緑色凝灰岩が残る。
妙昌寺内の教ヶ嶋弁才天の浄財箱の礎石に使われた伊豆大仁付近に産出した「小室石」は、二段の石積みの下側は雨に濡れるのか、石灰質が少し溶けて、中に入っていた砂粒等が抜けてしまったので空洞になって居る。気泡では無いので空洞が丸くない。
妙養寺の山門も鳥居が原形の様な興味深い形状だったが、その中に入って直ぐ左手のこの御仏は細粒の滑らかな緑色凝灰岩を使っていた
高沢橋袂の六塚稲荷の石垣はどうやら明治四十二年に改修されたらしい事が、残された奉納石に刻まれていたが赤く塗られた木製の玉垣の束石の幾つかに大量の化石の破片が含まれていた。私の経験(軟らかい凝灰岩では)では少々珍しい方です。画像の幅は 6 cm
前画像の束石の全体像。白い部分は化石の細片です。石灰質の凝灰岩とは少し含まれるか石の種類が異なる雰囲気
雪塚稲荷神社の前に陶路子(とろっこ と読むらしい)と云う店が有る。表通りは「陶舗やまわ」なので老舗なのかもしれない。雪塚神社側から見て左手の隣家との境にこの伊豆の石材が使われていた。もう殆ど残っていない雰囲気だったが貴重。
雪塚神社の基壇に使われた伊豆の凝灰岩。実はこれは三枚目の六軒町の六塚神社で神域の基壇笠石に使われていた凹みのある石材と同じものなのです。茶色が弱い部分
今日も良く歩いた。川越の中心部のGPSの軌跡。成程、西武線で柏に帰ろうとすると凄まじい遠回りだと良く判りました。
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