凝灰岩質の建築石材を調べ始めてもう6年以上が経過したのだが、古い観察記録を読み直してみると当然の事ながら、始めの頃の記録は記述画像の処理も拙いものだらけである事が気になった。私にしてみれば「あの頃は未だ調べ始めたばかりで」と言い訳をしたいところだが、資料をご覧頂く方々から見れば、何を言い訳してるんだこのボケナス!肝心な画像をもっと大きく表示しろよ!等と言いたくなる事は間違いない。そこで、新しい調査を重ねながら、古い観察資料を撮影画像から781件の観察資料を昨日から見直して改定版を造る事にした。見直しはランダムにやる事にしてその一部を御案内してみようと考えた。
今日は鹿児島県志布志市の「灰石」の石蔵から始めた。
志布志市志布志町砧にある個人宅の灰石を用いた石蔵の場所と外観。地図は電子国土Web版。座標店が画像中央部の石蔵の位置
石塀の壁面の一部
手掘りの切石の表面には角礫状の軽石が多数みられる。気泡は球では無くて細長い繊維状で硬い。
壁面の軽石の中でも手の届く高さの範囲で一番大きかった軽石の接写。近くに発泡していない小礫も分布
切石にはガス抜けパイプと思われる構造が多数観察される。右上、中央、左下と画面内に三か所観察される。
ガス抜けパイプのクローズアップ
住宅地の外れと云えそうな場所で道路脇に在った露頭。パワーショベル等で掘削した地山がそのまま自立している。軽石も多い
軽石の一例。発泡度は低いが繊維状の構造を示しているのは同じ。
以上
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