図はその岩石を石碑の礎石として使用している例で、東金市松之郷に立地する八坂神社の境内に在る。石碑の部分は宮城県石巻市産出の「井内石」。碑は「八坂神社参宮道路改修記念碑」石碑部分の高さ: 218 cm, 幅:100 cm, 厚み: 15 cm。昭和五(1930)年の建立である。

礎石部分を位置を変えながら観察してみよう。先ずは背面。

左側面

背面の際立つ凹所

比較的滑らかな側面

次回に、この産地での性状をご紹介するが、この様に自然な状態で板状ではあるが、不均質なので、切石として切り出して礎石などに使用する事は難しいので、この用途は殆どこのような石碑の礎石や、庭石に限られているらしいが、使用例を見掛けるのは珍しいので取り上げてみた。
0 件のコメント:
コメントを投稿