最初は「天神山産の細粒緻密な白色凝灰岩」の中で、どの程度の岩質のばらつきが在るのかを見る積りだったのだが、その観察眼を養う前に他の産地の凝灰岩を見分けなければならない事になってしまった。折角撮影した画像の大部分を、「異質」なものと「ばらつき」の正確な把握の為に取敢えず御蔵にするしかない残念な事になってしまった。
覆屋の中の五輪塔や多層塔の状況。手前は比較的新しい安山岩製
新田義貞氏の祖父新田基氏の法名が記された五輪塔

上下がややアンバランスだが、比較的緻密な石材が使われている多層塔
「天神山産」とは異なると思われる組織や岩片の例
伊豆で凝灰岩を調査した際は、地元の文化財の方や、石灰質凝灰岩に造詣の深い方の御指導を頂けたので比較的調査が順調に推移したが、今回はかなり大変な作業になってしまった
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