この広留野溶岩はかなり大量に流れていて、末端部でも実に凄まじい柱状節理を見せている。

図は国道29号線の山崎橋バス停から眺めた旧採石場にみられる柱状節理群。国道の標高が地理院地図で154m,山頂の標高が351mだから、標高差はざっと200mもの熔岩の厚さに成る。

2010年に撮影した画像なので解像度が悪いのが残念。現在の鉱山法ではこんなに垂直な壁が残る様な採掘法は認められていない。水平方向の縞模様はどうやら採掘時のものらしい。



扇ノ山の溶岩は全部玄武岩質だと思っていたが、安山岩質の方が多い様だ。しかし、安山岩質にしてもかなり粘性が小さくて此処まで流れ込んで滞留しゆっくり冷えたのだろう。
実は、猿橋熔岩もこんな風景を期待していたのでチョット気が抜けた次第。でも、面白い地質が観察できる場所ですよ。、
0 件のコメント:
コメントを投稿