先日、四谷で発掘作業が行われているという情報を得て少しは見えるだろうと状況を見に行ったのだが、まだ私が見たい状況にまでは至っていなかったので、あきらめて外堀通りを市ヶ谷方面に歩いていたらセグメントを積んだトレーラーが時間待ちをしているらしいのが見えたのでちょいと撮影。4リング分ですね。
セグメントを組むのは結構大変な作業なので、東京湾横断道路の場合はセグメントの自動組み立て装置が結構活躍して、確か1時間以下で1リングを組んでいた。正し、東京湾の時のように大型のシールドならそれなりの作業空間と自動化の為の費用をかけられるけれど、普通の下水程度のシールドでは空間もないし費用も掛けることが出来ないので、ボルトを出来るだけ使わずにセグメントのピース間の締結が出来るように工夫されてきている。これもその成果の例でずいぶん簡単になっている。5個のセグメントピースを食い合わせて一つのリングを組み立て、そのリングと既に組み立ててきたリングとの長手方向の締結も、ここではボルトレスで溝と板状の金具がしっかりと組み合わされて締結構造を構成するようだ。
長手方向の締結はこの矢印の先端のような形状をした金具が締結させるようだが意外と細いものです。
一番上に載っているのは”K”セグメントだが、長手方向にかなり大胆にテーパー形状になっているのが判る。この軸方向挿入型が完成する前は、この”K”セグメントが土圧がかかる場合の弱点だったのだが、長手方向に挿入するためにジャッキのストロークがやや長くなったので急曲線には不利だがそれを上回る利点が得られたと言える。
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