普段は礎石と言えども、人目に付く場所に使われている石材ばかりを観察していましたが、今日は両方ともに「人目につかない」石材だけを観察する事が出来ましたので大変参考になりました。
これらの石材も泥を取れば中央の一本を除けば緑色かもしれません。建物の礎石です。下の画像は、はっきりした緑色岩の例です。雨どいの受けなのでしょう。かなり堅そうです。
砕石を撒いたた部分です。既にやや薄暗くなっていました。スケールはルーペです。
参考用に上総湊で神社の境界石の笠石に使われていた貝砂入りの砂質凝灰岩です。スケールは同じものを使っています。淡い茶色の部分は研磨で平面まで至らなかった凹みの部分です。
下の石材の表面に希塩酸を掛けると、炭酸ガスの泡が出るので石灰質(白い物は貝の破片が殆どなので)と判るのですが、上の緑色岩の場合は、同じように希塩酸を掛けても極く限られた場所のルーペで見なければ判らない程度の発泡なので発泡量は全く異なります。
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