2015年6月5日金曜日

少し古い瓦:銚子黒生瓦の断面 (1)

銚子の砂岩を調べて居る時に黒生地域に瓦屋さんが妙に多く存在する事に気付いた。調べていく内に、この付近に分布したメランジェ地質の中の粘土が瓦の原料として優れていた事が判った。残念ながら現在はその粘土を得る事が無いので瓦を調べてみようと思い立った。瓦は焼成によりガラス質に変化しており、偏光顕微鏡では真暗に見える事が多いので切断して破面を観察する事から始めた。調べは全く進んで居ないが関連画像が随分溜まったので少しご紹介する。

現在の瓦と大きく異なるのは鉱物粒子が多い事、空洞が多く存在する事である。


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