2015年4月4日土曜日

黒崎の鼻 (5)

 黒崎の鼻の最も先端に突き出したこの様な高みが有るので登ってみた。岬に拡がる波蝕棚を見ていると、自然なのか、人工的に石切をしたのか?判断し難い地形が散在している。もう少しはっきりと残っていれば良いのだが、波の力は凄まじいのだろう。

それにしても、地元にも資料が残っていない。謄写版の地元の観察会の資料なども拝見したが石切については全く残っていない。やはり漁業主体の街なので、零細な石材産業は当時から余り重要視されては居なかったのでしょう。
三浦半島に週に一度程度の頻度でおよそ五カ月間通い、その内の数何時は各地の図書館等で文献調査をしたが、鎌倉は武家時代の歴史や遺跡には手厚いし、三浦では漁業に、葉山は別荘経営や観光、横須賀は軍関係の資料が充実しているけれど、石材産業に関しては実に無かった。残念です。

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