勝山の沖合に標高50.4mの浮島がある。そのすぐ南に岩礁としてはやや大きなこの「大ボッケ」が存在する。この画面の左側に小さな「小ボッケ」、右側に「浮島」があるのだが、それはおいおい見て頂こう。1/5万地質図「那古地域の地質(1990)」に拠れば、名前が少し違って「大ボケ」、「小ボケ」なのだが、新第三紀中新世の三浦層群稲子沢層の「千畑(せんはた)礫岩層“Sh”」に相当するらしい。釣り船で行けるらしくこの中にも釣り人の姿があるのだが、私はまだ足を踏み入れていない。
千畑礫岩層は対岸の標高75mの大黒山に続く様に書かれているのだが、大黒山は千畑礫岩層と言うよりは同じ稲子沢層の凝灰質砂岩泥岩互層 “In”の方が優勢の様に思える。
5月10日は千葉県立中央博物館の地質の日関連「安房勝山周辺の地質」が開催されるので、勝手に協賛してこの付近の地質の一部を暫くご案内する事にしたい。といっても、私は案内者ではないので、当日には歩かない部分もあるし、当日の観察対象でも、此処では扱わない部分もあるかもしれない。ひょっとしたら何処かで同じような画像とダブるかもしれないが出来るだけ最近の画像を使う事にしましょう。
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