今日から暫くの間、旧仙石線東名~野蒜地域で採掘されていた「野蒜石」を取上げます。
画像は現在も唯一この石材を採掘して居られる川下(かわくだり)の大友氏の丁場。
野蒜石は塩竃石に始まり、松島石、東名石、等の名を冠しながら長い年月に亘って採掘が続けられ、その石材は北上川の水運等で岩手~青森方面まで農業倉庫や石蔵として用いられ、現在も多くの石造建築物がある石材です。
採掘をしておられる大友さんには、小生の時間の都合でお会いする事が出来ませんでしたが、情報に拠れば最近石材50本の注文が入り、この様に切削した石材をこれから成形する様です。
川下(かわくだり)の石丁場は、三陸自動車道・仙台松島線の鳴瀬奥松島ICの傍に在ります。
ICの南西側に広がる「ひびき工業団地」は造成時に石材が大量に出て来たのでその処分費が膨大になり工事費の追加が問題になった場所でもあります。
恐らく、この場所が、塩竃石の資源が枯渇した時に採掘を始めた場所だと見当を付けています。
大友氏の丁場は探しにくい場所ですがICと吉田川に挟まれた小さな丁場です。
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