2013年10月2日水曜日

ご案内:房総半島 金谷で「第5回 石のまちシンポジューム」が開催されます!

詳細はこのポスターを御読み頂ければ大体お判り頂けると思いますが、10月12日にこの様なシンポジュームが開催されます。私のこのブログを閲覧して下さる方の中にはきっとこの催しにも興味を持たれる方も居られると思いご案内させて頂きます。

金谷ストーンコミュニティーの鈴木裕士様は、このシンポジュームの主宰者で有ると共に昭和60(1985)年までこの鋸山で房州石を採掘して来られた鈴木家の御当主です。

石川県金沢城調査研究所の西田氏、冨田氏は、我々岩石屋(勿論、小生はその中でもアマチュアですが)とは別の手法で、房州石採石の歴史に迫る遺跡調査等のプロです。
今回も新発見の丁場情報など興味深い報告をされると思います。

伊豆軟石の主要な産地の一つである下田市の教育委員会から増山順一郎氏が出席されます。
増山氏は下田市内の石丁場にはとても造詣が深い方なので興味深いお話を聞く事が出来ると楽しみにしています。

尾張藩上屋敷遺跡は、市ヶ谷の現在は防衛省の存在する場所です。遺構の中には水路と思われるものが有り、間知石に挟まれた間に、明らかに凝灰岩と思われる加工表面を持つ石材が敷きつめられています。
残念ながら、遺跡の調査報告書(4巻)に掲載された画像ではどのような凝灰岩が用いられたのか読み取る事は出来ないのですが、間知石が小田原などの真鶴や熱海付近の石材であれば、伊豆軟石が用いられている可能性が高いのでしょう。遺跡調査報告書からは読み取れない情報にどのように迫って頂けるのか興味を惹かれます。

0 件のコメント: