偏光顕微鏡を用いてコリメート撮影をすると、特にクロスニコルの場合にこの様に暗黒であるべきバックグランドが赤紫色に写ってしまうのが残念でならない。
これは2年前の春に大磯の血洗い海岸で採集したピクライト玄武岩の薄片をコリメート法で撮影したもの。元々の倍率はx10,x10だが画像をトリミングした時にくるっているのでさてどの程度の倍率かな?
かんらん石が美しく、更に全体に針状の斜長石が流理構造を示しているのが美しい。なんて自己満足!かんらん石の下にチョット大きな斜長石が在るけれど、富士山溶岩の場合とはかなり分いいが異なるので、何処の産出なのだろうか?そう言えば、溶岩に付き物の気泡が全くない。
大磯丘陵に枕状溶岩の露頭を探して歩き回った挙句に疲れ果てて、血洗い海岸で空を眺めて居たら、直ぐ傍に緑色岩や玄武岩が変成岩等と共に綺麗に磨き上げられて結晶や内部構造が見える状態で転がっていたので、幾つか拾い集めて博物館に持参。暫く忘れていたがやっと薄片が仕上がって観察できた次第。
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