表面が苔で汚れていて良く見えませんがこの岩石には「赤鉄片岩」と名称版が付けられていました。普段はあまり耳にしない名称なので調べてみると
埼玉県立自然史博物館 自然史だより 第36号 1998.7 長瀞付近の鉱物 ア・ラ・カ・ル・ト <その3>
③水にぬれると美しい茶褐色の帯 赤鉄鉱(セキテッコウ) の項目に、「自然史博物館前に「日本地質学発祥の地」記念石碑があります。これは、片理・節理等の自然の割れ目を生かしたもので、赤褐色の縦縞模様が発達しています。正式な岩石名は、「赤鉄石英片岩」といい、赤褐色の部分は主として「赤鉄鉱」の微細な結晶の集まりになっています。
これらの赤鉄鉱はFe2O3を成分とする鉱物で、鉄成分の堆積層や磁鉄鉱などの変成により生成されたもので、この付近の三波川結晶片岩類には局部的に挟在すること空き禁認(ママ)されており、岩相分布や地質構造をさぐる鍵層として注目されています。
また、鮮やかな金属光沢をもつ赤鉄鉱結晶は、「鏡鉄鉱(キョウテッコウ)」と呼ばれ、装飾標本などになります。」と書かれています。勉強になりました。
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