2010年7月1日木曜日

荒川流域の蛇紋岩(9)

ダナイトに近寄ってみました。所々に見えるやや黒い部分はスピネル(クロム鉄鉱?)でしょうか?ダナイトにはこの様に段差が付いていて、それは恐らくある程度の内部にまで達していると思うのですが、周囲を取り囲んでいる滑石はダナイトにしっかり密着しているにも係わらず、内部に剪断面を抱えている様には見えません。

2010年6月29日火曜日

荒川流域の蛇紋岩(8)

この岩体の脈状のダナイトの長手方向の端面は(6)の画像で見えるように円弧を描いていますが、幅の広い側面は中央部分ほど段差が出来ています。反対側はこれほど段差が有るようには見えなかったのですが、良く画像を見返すと反対側は滑石に覆われて見えない状態です。何故?この様な段差が出来るのか?出来たのか?不思議です。勿論滑石はしっかりとダナイトに密着しています。

2010年6月28日月曜日

荒川流域の蛇紋岩(7)

岩体の足元附近を拡大してみました。ハンマーの辺りで右側に膨らんでいる円弧とそれに沿った層状の構造らしきものが見えます。液状とまでは行かなくても流動性を持った状態で貫入し変形したのでしょうか?滑石の方も縦方向に流れた様な構造が見えます。

2010年6月27日日曜日

荒川流域の蛇紋岩(6)

ダナイト脈の上の方です。ダナイトを守るように周囲を囲んでいる滑石が大きく割られていますが、これは既にこの様になって居たものです。割られた大きな破片が右手に転がっています。接触面の形状を観ているとダナイト橄欖岩が液状で流れ込んだような形状をしています。滑石も、博物館等で標本を見る以外にこのような大きなものを見た事が在りませんでしたが、美しいものですね。これ以上ハンマーを振るわずに大切に保存したい岩体です。

2010年6月26日土曜日

荒川流域の蛇紋岩(5)

橄欖岩のダナイトの岩脈とその周りを囲んだタルク(滑石)です。このような産出状態を見たのは初めてでしたが、タルクの透き通る色合いには惹かれました。ダナイトは側面に層状の構造を思わせるような段差が出来ていましたが、滑石はそれをすっかり密着して取り囲んでいます。ダナイトは流動状態で流れ込んだのでしょうか?右側とハンマーの先は蛇紋岩です。蛇紋岩の先には曹長岩が見えます。

2010年6月25日金曜日

荒川流域の蛇紋岩(4)

蛇紋岩は産地により実に多様な産状を見せてくれるので、これが本当に蛇紋岩かと悩む事が有りますが、これは平均的な(?)と言う表現が適切かどうか判りませんが、比較的良く見る雰囲気ですね。中には次にご紹介する様な真っ白になって居るものもあります。

2010年6月24日木曜日

荒川流域の蛇紋岩(3)

似た様な画像が続きますが、あれもこれも蛇紋岩なので様々な岩相の蛇紋岩を見ておく事も無駄では無いと思います。
処で小生は子供の頃に母親がアスベストを扱う仕事に従事していた関係で、アスベストのダストの舞う工場の中で「御幼少」の砌を過しています。内職を終えた母親の睫毛には白いアスベストの繊維が絡み付いていましたし、私も直ぐに慣れましたが皮膚に細かなアスベストの針が突き刺さっているのが太陽の光の下でキラキラと輝いて痒かったのを覚えています。この蛇紋岩からはあのような細かなアスベスト繊維をどのように作り出すのか?興味が有りますが、かって日本の工業地帯を支えたアスベストがこのような状態で産出して居るのを知って妙に懐かしい気がしてしまいます。