2010年1月14日木曜日

栃木県高原山の黒曜石(7)

これはかなり表面がガサガサした感じですが、黒曜石には変わりないのでしょう。右手のものは水平方向にガスが抜けたような横に続く気泡らしきものが見えます。少し影になった部分に気泡が開口しているのがお判りでしょうか?背後にも小さな岩片が散在しています。
この黒曜石は特に気泡が多いように感じました。全体が未だ黒いので「軽石」とまでは行かないのでしょう。
スケールは横75mm x 縦50mmです。

2010年1月13日水曜日

栃木県高原山の黒曜石(6)

これも同じ露頭の転石です。割れ方を見ていると基は結構大きかった様に想像出来ます。帰宅後にこの画像を見て、この黒曜石の左側面と上側からの写真を撮らなかった事を後悔しました。その二つの面が割れていないオリジナルの冷却面だったかも知れない!と思いました。枕状溶岩に興味を持って調べて居るので、黒曜石の場合の表面形状にもどうしても興味が行ってしまうのに中々現場では目が行き届きません。アマチュアの限界と言えば他の皆様に失礼かも知れませんが、詰めの緩さに歯軋りです。

2010年1月12日火曜日

栃木県高原山の黒曜石(5)

高原山の桜沢(実際は桜沢と大入道との間の沢筋だと思うのですが)で観察した黒曜石岩片のサイズと分布状態をを幾つか見て頂きましょう。写真を撮影する際には、岩片等は一切移動せず、木の葉等を取り除いただけです。スケールは最小目盛が1cmです。恐らく火砕流堆積物であろう粘土質の中に含まれて居ます。正確な場所はGPSを持って居ないのと、途中案内者も少し迷って居た状態でしたし小生の露頭位置状方が曖昧なのと、途中新鮮な熊のツメ跡が残る樹木を見掛けたので、この場所を探して採集に行く事はお辞めになった方が良いと思います。それに画像でお判りの様にどうしても斑点状の欠陥がありますから、此処まで行かなくても・・・です。桜沢の沢筋を探せば小さなものは見付かります。小生は道路沿いで20cm程度の岩片を幾つか見掛けています。

2010年1月11日月曜日

栃木県高原山の黒曜石(4)

同じく高原山の黒曜石の表面です。クリックして大体3倍程度の画像ですね。少し縦方向に流理模様(縞状構造?)らしきものが観察出来ます。これは前記資料に掲載された顕微鏡画像でも知れ記されています。顕微鏡サイズの斑晶には斜長石・輝石・磁鉄鉱などがある様です。
この山に黒曜石が在るのを知ったのは、南麓の県民の森の資料室。学校平附近の「山の駅高原」にも道路工事中に産出したものが展示されている。採集する人が少ないのか結構大きなものが沢沿いに分布している。

2010年1月10日日曜日

栃木県高原山の黒曜石(3)

当地の黒曜石の表面を幾つか見て頂きましょう。表面が一般的な黒曜石のイメージとは異なり少し欠陥が点在しています。高原山の黒曜石についてはH18に栃木県矢板市教育委員会が纏めた「高原山産黒曜石調査事業報告書」が一番詳しい文献ではないかと思う。
高原山の黒曜石はその産地により少し組成が異なるが、この桜沢附近のものはSiO2が73-77%程度で、顕微鏡サイズの斑晶が有る為、綺麗な貝殻状の割れ目にならないようだ。又、長野方面の産出状況とは異なり溶岩としての噴出は無いらしく、大型の露頭は見付かって居ない。火砕流の噴出物に伴って排出された雰囲気である。
下の白い部分は小生が使っている貼り付けるスケールシート、小さな目盛は半端ですが2.5mm角です。単独行動が多く岩石の素の表情を写し取りたい私のやり方で、背面が糊のラベルシートをエクセルで目盛を作って使用している。画面を拡大して見て頂ければ大体4倍程度の倍率だと思います。

2010年1月9日土曜日

栃木県高原山の黒曜石(2)

画像の焦点を主峰方向にまとめて見ました。手前の急傾斜の山は鶏山(667.8m)でしょうか?主峰の左端が鶏頭山(1756m)、手前中央が西平山(1712m)、でその奥に中岳(1728m)のピークが見えています。釈迦ヶ岳(1794.9m)です。釈迦から右手に延びる肩に見える附近が剣ヶ峰(1540m)でしょうか?剣ヶ峰から釈迦ヶ岳までは大間々の駐車場を利用すれば、山歩きの得意な方々には比較的軽く到達出来ます。大間々から少し下がった学校平には道の駅ならぬ山の駅があり、軽食も取れますから山歩きには便利ですね。尤も冬季には閉鎖でしょう。

2010年1月8日金曜日

栃木県高原山の黒曜石(1)

ここ2年ほど登っていませんが、塩原温泉の南に位置する高原山です。目立たない山ですが大変に端正な姿で大好きな山の一つです。
この山では石器としてはあまり使われていませんが黒曜石が産出します。勿論、それなりの遺跡からの出土はしているのですが、少し割れ方に難が有りまして使われる頻度が少なかった様です。ここではその黒曜石の産出状況と、白くない流紋岩や溶岩に焼かれて赤く変色した粘土層などをご紹介したいと考えています。
この画像は栃木県今市市の公営温泉「カタクリの湯」附近からの画像です。右手の方まで山が延びて居て、その端は「学校平」と言う地名の場所で立派な道路が走っています。主峰附近は爆裂火口と開析でかなり切れ込んでいます。撮影の位置は大体この附近です。http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=364453&l=1394530