
鳥居の根固めの「沓石」に彫られた龍の彫刻

年代や石工名は不明だが、古い時代の狛犬。

富士溶岩の上から威圧する狛犬は明治十五年六月十五日に奉納されているが奉納額の根府川石の一部が削られて読めなくなっている。作者は京極南紺屋町の石彫工木村藤◎(残念ながら岩に隠れてもう一文字が読めない)

境内とやや低い庭園部分とを分ける石塀には、粒状組織を持つ緑色凝灰岩と石灰質生物遺骸が豊富な下田付近の凝灰岩が使われていました。でもこの画像では全く判りませんね。

粒状凝灰岩の接写拡大図 目盛は 1 mm単位

石塀に使われた石灰質生物遺骸(化石細片)豊富な石灰質凝灰岩の切石

本殿前の小さな敷石に観察された石灰質凝灰岩の化石細片。目盛は 1 mm 単位

巴模様の階段の高欄。柱の部分は安山岩だが高欄部分は全て細粒の緑色凝灰岩です。

高欄の凝灰岩の巴模様の裏側は手作業の跡が残っています。高欄の奉納は明治十九年(1886)と刻まれています。
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