本資料はスミソニアン博物館による“GVP”により毎週木曜日早朝に公開されるデータを抄訳してご紹介するものです。
New Activity / Unrest
Ambae | Vanuatu | 257030 | Elevation 1496 m
報道に拠ればこの間の凄まじい降灰による生活の支障から逃れる為に島民は避難しました。8月8日現在“Espiritu Santo (W) and Maewo (NE)”島に 3,000 名が避難しています。ビデオによる観測では“Ambae”南部では道路がラハールで通行出来なくなっています。
Etna | Sicily (Italy) | 211060 | Elevation 3295 m
7月30日から8月5日の間、山頂火口からのストロンボリ式噴火と火山ガスの放出が続いています。“ Bocca Nuova crater”火口の三か所の火口は活動的で、二ヶ所からは火山ガスの放出が続き、三番目の火口では突発的なストロンボリ式噴火が発生しています。“Northeast Crater (NEC)”の三か所の火口も活動的で、一ヶ所からは火山灰が、他の一ヶ所からは水蒸気が、三番目の火口からはストロンボリ式噴火で白熱岩塊を火口縁より上空まで放出しています。静謐な数か月の期間を経過後、東側山腹の東部火口の中の“ New Southeast Crater (NSEC)”から爆発的噴火が再開しました。活動は8月1日0608時に山頂火口よりも高く灰褐色の火山灰の噴出して始まりました。噴火はより多くの火山灰の噴出から夕方にはストロンボリ式噴火に移りました。
Krakatau | Indonesia | 262000 | Elevation 813 m
8月2日“ Anak Krakatau ”から一度に複数の噴火現象が始まりました。濃い火山灰の噴煙は山頂より 300 m 上空まで立ち昇り、濃い黒色の火山灰は1757時に 200 m 上昇しました。8月5-7日の間は濃い灰色の火山灰が山頂より 200-600 m まで上昇し、夜間には火映現象が観測されました。警戒レベルは“1-4”段階の“2”。火口から半径 1 km 以内は立ち入り禁止です。
Nevados de Chillan | Chile | 357070 | Elevation 3180 m
“Nicanor Crater”火口内の“Gil-Cruz lava dome”溶岩ドームの成長を伴いながら活動は継続しています。地震活動は中規模で長周期地震と火山性微動が中心です。警戒レベルは「オレンジ」。半径 3 km 以内は立ち入り禁止です。
Sierra Negra | Isla Isabela (Ecuador) | 353050 | Elevation 1124 m
この期間も活動は継続しています。連日活動中の溶岩流の白熱状態が観測されます。8月3日2220時から火山性微動が強まった状態が2時間続き、その後に波状の活動が北側山腹で始まりました。4日には少量の火山ガスの噴出が観測され、6日には水蒸気と火山ガスの噴出が観測されました。
Ongoing Activity
Agung | Bali (Indonesia) | 264020 | Elevation 2997 m
白い噴煙が火口縁の上空 100-300 m まで上昇しています。警戒レベルは“1-4”段階の“3”。半径 4 km 以内は立ち入り禁止。
Aira 桜島 | Kyushu (Japan) | 280080 | Elevation 1117 m
7月30日から8月6日までの間に、8回の噴火が南岳火口で発生し、火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 2.5 km まで上昇し、噴石を 700 m まで分湯津しました。ました。火映は時折観測されました。亜硫酸ガスの噴出量は8月2日の観測では日量 3,200 トンでした。警戒レベルは“5”段階の“3”
Copahue | Central Chile-Argentina border | 357090 | Elevation 2953 m
7月16-31日の間、107回の噴火と永代の流動を示す266回の地震が発生しました。ウエブカメラでは火山ガスと火山灰を含む噴煙が“El Agrio crate”火口から 1.5 km 以上上昇し、夜間には火映が観測されました。警戒レベルは「イエロー」火口から半径 1 km 以内は立ち入り禁止。
Dukono | Halmahera (Indonesia) | 268010 | Elevation 1229 m
8月1人3-7日の間火山灰を含む噴煙が高度 1.8-2.1 km に達しました。
Ebeko | Paramushir Island (Russia) | 290380 | Elevation 1103 m
7月29-31日と8月1日に噴火により火山灰を含む噴煙が高度 6 km に達しました。航空カラーコードは「オレンジ」
Karymsky | Eastern Kamchatka (Russia) | 300130 | Elevation 1513 m
7月27-29、31日に熱異常が観測され、火山灰を含む噴煙が 200 km まで広がりました。航空カラーコードは「オレンジ」
Kilauea | Hawaiian Islands (USA) | 332010 | Elevation 1222 m
8月1-2日まではキラウエア火山の“LERZ”における溶岩流出とオーシャンエントリーは変わりなく続いていました。8月3日に溶岩の流速が低下し、4日には割れ目火口“8”からの溶岩流出は停止しました。6日には溶岩の流路は完全に固結し、割れ目火口“8”は泡立つ程度でした。オーシャンエントリー部分での“laze plumes”は激減しました。割れ目火口“8”の溶岩湖のレベルは溶岩流が溢れ出した流路から 5-10 m 下がった位置に在ります。海岸線での小さな溶岩流出は観測されています。山頂火口での崩壊は2日の1155時に観測されました。7日には崩壊地形はほぼ進行を停止ししました。Image courtesy of HVO/USGS
Sabancaya | Peru | 354006 | Elevation 5960 m
7月30日から8月5日の期間には平均19回の爆発的噴火が連日発生していました。ハイブリッド地震は発生頻度も低く小さな規模のものだけでした。火山ガスと火山灰の噴煙は火口上空 2.6 km まで上昇しました。8月2日の観測では亜硫酸ガスの噴出量は日量で 5,000 トンでした。火口から半径 12 km 以内は立ち入り禁止です。
Sheveluch | Central Kamchatka (Russia) | 300270 | Elevation 3283 m
7月27-29日と8月1-2日に熱異常が観測されています。航空カラーコードは「オレンジ」
Turrialba | Costa Rica | 345070 | Elevation 3340 m
8月2-4日の間、突発的な火山ガスと火山灰の噴出が続いていました。2日の0023時と0700時の噴火では火山灰を含む噴煙を夫々 1 km と 300 m 上昇させました。4日の1600時の噴火では火山灰を含む噴煙を 300 m 上昇させました。
以上
以下は“Vanuatsu”の火山
0 件のコメント:
コメントを投稿