昨年は6月の7日に群馬県太田市東金井町で桑の実を沢山食べたが、今日は越谷市の七左衛門町でありつく事が出来た。真っ黒な桑の実は、懐かしい味だ。
早朝から越谷に向い、七左衛門町と大間野町の社寺を数か所歩いたが、暑いのなんのって、二ヶ所目の、国道四号沿いの「三社大神社」に着いた時はもう眩暈がするほどの厚さで暫く木陰で涼んでから調査開始。鳥居は黒々とした安山岩かと思ったら、安山岩は最初に観察した柱だけで他は異なった。
大量に大谷石が敷石や本殿の玉垣礎石の等に使われているのだが、大谷石らしからぬ石材が在るので、欠片に薄く希釈した塩酸を落とすと見事に発泡するので、これは伊豆の石灰質を含む凝灰岩だと知れた。
大谷石はほぼ発泡しない。伊豆の緑色凝灰岩は、湯ヶ島層群とは限らないが、海底堆積層なので、一部に石灰質が混じりこんで、希塩酸で発泡する事が有るのです。
敷石の中でもこの様に縁取りに使われている淡青色~淡緑色の「ミソ」が無い凝灰岩は伊豆産出と見て良さそうだ。
この束石は基線さんが無くとも間違いない伊豆の凝灰岩
束石は適度に風化して、混在する小豆色の火山岩の小礫が良く観察出来た。
最近は、風化した石ばかりを見ているのでフレッシュな凝灰岩の濃い艶のある緑色が懐かしい。しかし、季節の変わり目なのにこう暑いとFWも厳しいもんだネ!
幸い、昨年苦しんだアレルギーはまだ出て来ない。
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