2015年4月12日日曜日

断層付近の走向変化に注目

これは断層よりも東側の砂泥互層。この部分は東南東-西北西で、断層の方向と大体一致した三浦層群らしいのだが、断層の直ぐ傍には下の図に示すように東北東―西南西のこれも急角度に立った地層が存在する。但し、この層も汀線から少し海中に入ると方向が大きく変化しているのが干潮時に確認出来る。
この露頭は珪質化していてかなり硬い。海岸ではこの地層と思われる礫が散在している。
雨の為に(雨が中に浸み込んだ?)カメラがこの付近から不調になってしまって、ピンボケや絞り不調の画面ばかりになってしまった。モニターも駄目で写っているかどうかは帰宅するまで確認出来なかった。残念!

この付近の海岸は、海岸線ギリギリに道路が走るので、各所で篤い護岸がなされているのだが、断層付近ではこれがモルタルで被覆されている程度になってしまい、観察者にとっては判り易い。
観察に行く前に、詳細な写真地図で道路沿いの海岸周辺の地層の走向を確認していくと興味深いと思う。蛇紋岩主体の断層粘土がこの露頭の様に綺麗に露頭を作っているのは珍しいので、つい、地名は省かせて頂いた。多分判る方々が多いとは思うのだが、ゴメンナサイ!

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