岩脈の表面を剥がすと、内部に方解石或は沸石に満たされた杏仁構造が現れる。杏仁構造は、溶岩(この場合はまだ地上に出る前の貫入状態なのでマグマと呼んだ方が良いかもしれない)が流動する最中も発泡が継続しているので、熔岩・マグマの流れの方向に細長く引き伸ばされており、これがそのまま冷却固結し、更に熱水等の作用でその気泡を様々な物質が満たしてできるものなので、杏仁構造の分布は形状を観ると流動性を失う前にどの方向に流れていたのか保存されている。ここでも杏仁構造は一定の方向に引き伸ばされているのが観察された。
クリノメーターで、岩脈の方向を調べて居る処。
この処、真鶴半島や三浦半島を歩く機会が多く、中々、フィールドの記録を残す事が疎かになっていたので、年内は外出をしないでレポート作成を頑張りながら、この後のブログの構成を考えて行こうと思っています。
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