最近、富津図幅地域の黒滝層が分布する地域の古い石丁場の調査をする機会を得た。その日に、石蔵を二棟見学させて頂いたのだが、その内の一棟に使われていたのがこの石材。一枚の高さは22cm程度だろうか、度肝を抜かれて持っていたスケールを充てる事も忘れて写真を撮らせて頂いた。もう一棟はやや泥混じりであった。建設時期は大正12年よりも前話で、近くの谷底から一枚一枚背に背負って運び上げたのだそうだ。仕上げはきっちり丁寧に行われているので、職人が入ったのは間違いない。場所によっては細い溝状の模様がそのままに残っている。
詳細は調査中なので申し上げられないが、地層としては清澄層らしい。
この様に硬く、砂岩らしい凝灰質砂岩は初めて観た。
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