北向きの崖の面で傾斜は北下がり、下部の地層には至っていないので断層ではないが地すべりらしい構造が見えます。その東側を切った崖の面にはこの様にぐしゃぐしゃの面が見えます。斜面は比較的硬い黒滝層で、北側の崖で北下がりなので斜面は大変良い状態で保存され居ます。
この日は6か所余りの露頭や石切り場跡を観察する事が出来たのですが、実に実り多い一日でした。何れ詳細をご案内しましょう。でもこの場所にはまず入れません。
この地質観察をする事が出来た地域の地質図をチェックすると、どうやら黒滝層上部の十宮層の分布地域なのですが、黄和田層との境界に近く、その乱堆積の状況から見て、少し離れていますが大塚山に分布する「黄和田層・乱堆積層:“Kdl”」が、工事で地表面を削剥したので、現れてしまったと言う雰囲気です。
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