2013年4月20日土曜日

千葉の砂岩の風景 (15) 海鹿島砂岩・礫岩・泥岩互層

 犬吠駅付近の海鹿島礫岩の露頭をご案内した序でに海鹿島の礫岩と砂岩の関係を見て頂こう。上の画像は海鹿島の海岸で黒生方面を眺めたもので、遠くには防波堤やテトラポッドが見えているが手前が砂岩で、左手の平らな面が見えている岩体が礫岩。此処では砂岩の下に礫岩があります。
上の断面のやや北側ですが、この断面では礫岩が上位に在り、下位に砂岩が出ていますが、その間の礫岩の直ぐ下に、小さくひび割れた部分が見えていますがこれは泥岩です。海鹿島では礫岩・砂岩・泥岩が、いわゆる砂泥互層の様に積み重なっています。 
露頭観察中に、妙に黒く見える円礫を見付けました。一瞬、火山岩礫を発見と思ってすごく興奮したのですが、よく見るとチャートの細砂が固まった砂岩礫でした。この付近では植物化石(瀝青炭の様な)破片はありますが、火山岩礫はまだ見つけて居ません。

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