丁場では無いのですが、鋸山の地獄覗きの少し東側の高まりの部分に、少し大きめの軽石が1個顔を出しています。スコリアだらけの中で目立つ存在です。18日の石切場跡をたずねる観察会の時に、前に撮影した画像が少しピンボケだったのを思い出して撮影したものです。リュックの中に近接撮影用のレンズが在ったのですが、つい18-55mmのレンズを使ったので少し細部の鮮明さに欠けるのですが、周囲のスコリア質よりも柔らかい筈の軽石が突き出している居るのが好きです。
房州石の桜目の美しさと強さは実はこの軽石の存在が石材に「粘り」を出しているのだそうです。
観察会の資料の大部分は、博物館の高橋直樹先生が書かれましたが、小生は「古墳に使われている『房州石』問題について」(26-32頁)と、「日本国内の凝灰岩系石材産地について(産地リストV1.00)」(33-37頁)を書かせて頂きました。
古墳と房州石の関係についてはこのブログに掲載した各地の古墳の泥岩と内房海岸の泥岩露頭の項目の要約。凝灰岩系石材のリストはこれからもう少しデータを集めてより詳細のデータベースを構築したいと考えて居ます。
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