2011年5月3日火曜日

房州石・古墳(N-3) 不動岩:富津磯石の故郷へ

火山爆発・噴火によるスコリアや火山灰が交互に堆積して構成された荒々しい地層の中にも、時には火山活動が比較的平穏で豊かな生物達が命を謳歌した時期が存在した事を物語る痕跡が見えます。崖は堆積後に殆ど垂直に近くまで変形しています。左手の遠くに見えるのは浜金谷港のみやげ物店とレストランの「ザ・フィッユ」でしょう。古墳に使われている泥岩・砂岩互層には一様に細い孔の生痕化石が残るのが特徴ですが、この崖に見られる様に周りの地質よりも少し硬くなった為に、崖から色々な形状が突き出している部分もやはり生痕化石です。

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