2018年2月15日木曜日

GVP 火山活動情報の概要:2月7日⇒13日;18火山

New Activity/Unrest

Fuego  | Guatemala  | 342090 | Elevation 3763 m
2月7-13日の噴火活動では火山灰を含む噴煙が 1.5 km 上昇しました。12-13日には岩屑雪崩が様々な方角の渓谷を下り、風下の地域では13日に降灰がありました。

Kadovar  | Papua New Guinea  | 251002 | Elevation 365 m
南東側火口の溶岩ドームが2月9日に崩壊し、高さ1m程度の小規模の津波が5-6回発生しました。津波は溶岩ドームの主な崩壊が起こる前の1050時に発生しました。2月12日の活動は主火口から20m程度の高さまで白い水蒸気の噴煙が昇る程度で、夜間には火映が観測されました。

Mayon  | Luzon (Philippines)  | 273030 | Elevation 2462 m
この間、連日溶岩が山頂火口から流出し、岩屑雪崩や溶岩噴泉、水蒸気の噴出、溶岩の山腹柄の前身、火砕流を起していました。溶岩流の先端では数多くの岩屑雪崩が発生しました。溶岩噴泉は6-10日の間は連続して発生しており、5日の0557時から10日の0700時までに290回の溶岩噴泉が地震波形で観測されました。噴泉は短いもので3分間、長いものは233分間継続し、半径 10 km まで轟音を轟かせました。溶岩噴泉は11-13日の間は散発的に発生していました。溶岩噴泉の高さはほぼ連続的な場合も、散発的な場合も高さ400mに達し、水蒸気の噴煙は火口上空 2.5 km に達し様々な方角に広がりました。溶岩流は東側には 900m、南側と南東側には夫々、3. km, 4.35 km 流れ下っています。警戒レベルは0-5段階の“4”。半径 8 km 以内は立ち入り禁止です。

Ongoing Activity

Agung  | Bali (Indonesia)  | 264020 | Elevation 2997 m
ここ数か月、火山活動は低下しているので、警戒レベルは0-4段階の“3”に引き下げられました。1月19日の噴火では火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 2.5 km に達し、24日には、 1 km 上昇しました。2017年12月に噴出した溶岩量は推定“20 million cubic meters”で、その後殆ど変化していません。地震活動は相変わらず変動していますがその数と強度は減衰しています。衛星画像では溶岩流の流出速度を反映して熱異常も減衰しています。
火山活動は未だに高いレベルで不安定であり、GPS観測結果は安定していますが、傾斜計は膨張傾向を示しています。深い場所でのマグマの活動を示す火山ガスの噴出量は、2017年の11月に測定された値よりも低下しています。2月13日1149時の噴火では、生じた火山灰を含む噴煙は火口縁の上空 1.5 km に達しました。

Aira  桜島 | Kyushu (Japan)  | 282080 | Elevation 1117 m
⇒気象庁のウエブサイトを参照下さい。
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/volcano.html
火山噴火予知連連絡会が開催され、「全国の火山活動評価について」等が公表されています。

Ambae  | Vanuatu  | 257030 | Elevation 1496 m
2月8-9日に火山灰を含む噴煙が高度 2.7-3 km に達しました。

Bagana  | Bougainville (Papua New Guinea)  | 255020 | Elevation 1855 m
2月7-8日に火山灰を含む噴煙が高度 2.4 km に達しました。

Cleveland  | Chuginadak Island (USA)  | 311240 | Elevation 1730 m
12月18日の噴火以来特段の活動は観測されていません。航空カラーコードは「イエロー」に引き下げられました。

Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 | Elevation 1229 m
2月7-13日の間、火山灰を含む噴煙が高度 1.8-2.1 km の高度まで上昇しました。

Ebeko  | Paramushir Island (Russia)  | 290380 | Elevation 1103 m
2月5-8日の間、火山灰を含む噴煙が高度 2.4 km に達しました。航空カラーコードは「オレンジ」を維持しています。

Karymsky  | Eastern Kamchatka (Russia)  | 300130 | Elevation 1513 m
衛星画像で2月3日に熱異常が観測されました。航空カラーコードは「オレンジ」が維持されています。

Kilauea  | Hawaiian Islands (USA)  | 332010 | Elevation 1222 m
⇒特段の活動の変化は報告されていません。HVOのウエブサイトの“Photo & Video Chronology”はここ2週間ほど更新されていないのでそろそろ新しい画像が出て来るかもしれません。
https://volcanoes.usgs.gov/volcanoes/kilauea/multimedia_chronology.html

Pacaya  | Guatemala  | 342110 | Elevation 2569 m
この間もストロンボリ式噴火が継続し山頂の噴石丘から上空30mまで噴石を吹き上げている様です。溶岩流は南西側と西側山腹で夫々150mに伸びています。

Popocatepetl  | Mexico  | 341090 | Elevation 5393 m
この間、連日少量の火山灰を含む 25-101回の噴火が生じています。爆発は 0130 and 2213 on 7 February, at 0457 on 8 February, at 1729 on 12 February,
and at 0631 on 13 February.に観測されています。2月9日と11-12日の夜には火映が観測されました。

Sabancaya  | Peru  | 354006 | Elevation 5960 m
活発な噴火活動は相変わらず継続しており、5-11日の間は連日平均18回の爆発を観測しています。火山灰を含む噴煙は火口縁の上空3.9 km まで上昇しています。亜硫酸ガスの放出量は2月10日には、日量で 2,062 トンでした。半径12 km 以内は立ち入り禁止です。

Santa Maria  | Guatemala  |  | Elevation 3745 m
“Santa María's Santiaguito”溶岩ドームでは地震観測により噴火が観測され、火山灰を含む噴煙は 700 m 上昇しています。岩屑雪崩が溶岩ドームの東側と南東側の山腹を下っています。

Sheveluch  | Central Kamchatka (Russia)  | 300270 | Elevation 3283 m
2月1-4、7日に熱異常が観測されています。航空カラーコードは「オレンジ」です。

Shishaldin  | Fox Islands (USA)  | 311360 | Elevation 2857 m
地震活動と空振観測データは活動の低下を示しており航空カラーコードは「グリーン」に引き下げられました。

冬場はライブカメラが停止したり画面が雪氷で覆われたりで中々見る事が出来ません。
今週は“Klyuchvskoy”,

“Whiteland”,

“霧島御鉢火口”,

“新燃岳火口”,

“霧島硫黄山”を御案内します。

以上

2018年2月8日木曜日

GVP 火山活動情報の概要:1月31日⇒2月6日;15火山

New Activity/Unrest
Fuego | Guatemala | 342090 | Elevation 3763 m
2018年の最初のストロンボリ式噴火は、前日に熱異常が観測された翌日の1月31日に始まりました。噴火により生じた火山灰を含む噴煙は火口上空1.5 km に達しました。溶岩噴泉の高さは300-500 m に達し、溶岩流は西側に800 m まで流れました。2月1日には噴火の様式はブルカノ式に変化し、火砕流が流れ下りました。火山灰を含む噴煙は3.2 km 上昇し60 km 以上まで広がり、降灰が各地から報告されました。報告に拠れば2,880名が避難しました。噴火が開始後20時間が経過し、1630時にストロンボリ式-ブルカノ式噴火相が終わったと報告しました。噴火は継続し、火山灰を含む噴煙は1 km 程度上昇しました。2月2日には毎時3-5回の、噴煙が750m程度上昇する弱い噴火が観測されました。衝撃波と鳴動音が観測れ、溶岩流も観測されました。2月4-5日には毎時5回程度の噴火の際に火山灰を含む噴煙を700m程上昇させました。白熱岩塊は火口から200m程度上昇し、火口周辺の一部は植生区域まで岩屑雪崩を引き起こしました。
Kadovar | Papua New Guinea | 251002 | Elevation 365 m
噴火活動は低レベルながら1月31日から2月1日まで継続しました。亜硫酸ガスの放出量は、地震活動と共に減少しました。濃密な白い水蒸気の噴気が、主火口の上空 100 m まで上昇し、火口付近は鈍く輝いていました。南東側火口の溶岩ドームは相変わらず成長を続け、溶岩ドーム本体の海側の新しい溶岩流が20-30 m、ドームの側面に発達した堤防に沿って流れました。白い噴煙が島の上空 100 m に達しました。2月1日1830時に溶岩ドームの北側が崩壊し灰色の噴煙が生じ、大量の水蒸気が崩壊地から噴出し、夜間には火映現象が確認されました。溶岩ドームの本体は膨張し、島の南側の山腹と溶岩ドーム間の谷が発達しました。
Karangetang | Siau Island (Indonesia) | 267020 | Elevation 1797 m
2月2日に噴火が発生し、火口部の火映と火山灰を含む噴煙が600m上昇した事が観測されました。航空カラーコードは「イエロー」です。
Mayon | Luzon (Philippines) | 273030 | Elevation 2462 m
1月31日から2月6日までの間、連日噴火活動は継続し、山頂火口から溶岩が流出、岩屑雪崩、火砕流(1月31日から2月1日)或いは火山灰と水蒸気の噴出、山腹での溶岩流の前進、弱い、散発的な溶岩噴泉等が続きました。1月31日に発生した火砕流は様々な方角に2km余り流れ下りました。白色~淡い灰色の噴煙はそれなりの高さまででしたが、その内の5回の噴煙は火口縁の上空 1 km まで上昇しました。2月2日の噴火では火山灰を含む噴煙を1km 余り上昇させました。2月4日の2回の溶岩噴泉の最初の噴泉では114分間継続し、火山灰を含む噴煙が500m上昇し半径10km以内に轟音を響かせました。5-6日には、大量の溶岩流が流れ出し“ Mi-isi, Bonga-Buyuan, and Basud drainages”を夫々、3.2, 4.5, and 3 km流れ下りました。警戒レベルは0-5段階の“4”を維持しています。
San Miguel | El Salvador | 343100 | Elevation 2130 m
2月2日の報告に拠れば、噴気活動の低下に伴い地震活動は減衰しています。火口縁に時折小さな噴煙が見えます。
Ongoing Activity
Aira 桜島 | Kyushu (Japan) | 282080 | Elevation 1117 m
⇒気象庁のサイトを御確認下さい。
⇒今週掲載されなかった草津白根山に関しては特設サイトを参照下さい。
http://www.data.jma.go.jp/…/to…/STOCK/activity_info/305.html
Cleveland | Chuginadak Island (USA) | 311240 | Elevation 1730 m
地震波形や空振観測に特段の異常は観測されていませんが危険な状況はこの間も継続しています。地表面温度はやや上昇している事が観測されています。航空カラーコードは「オレンジ」
Dukono | Halmahera (Indonesia) | 268010 | Elevation 1229 m
1月31日から2月6日の間火山灰を含む噴煙が高度 2.1 km に達していました。
Ebeko | Paramushir Island (Russia) | 290380 | Elevation 1103 m
1月26-27日と29-31日の噴火では火山灰を含む噴煙が高度 2.5 km に達しました。航空カラーコードは「オレンジ」
Karymsky | Eastern Kamchatka (Russia) | 300130 | Elevation 1513 m
1月27日の噴火の際に火山灰を含む噴煙が北東に80km まで広がった事が確認されました。航空カラーコードは「オレンジ」
Kilauea | Hawaiian Islands (USA) | 332010 | Elevation 1222 m
⇒活動状況に特段の変化は無いようです。下記に溶岩流の短い動画もあります。
https://volcanoes.usgs.gov/…/ki…/multimedia_chronology.html…
Nevados de Chillan | Chile | 357070 | Elevation 3180 m
1月23日と31日の航空機からの観測データなどから求められた溶岩ドームの成長率は“ 2,540 m3/day”に達している様です。現時点での溶岩d-無の容量は“ 106,700 m3”と推定されます。溶岩ドームの壁の一部が崩壊して堆積物が観測されています。溶岩ドームの表面温度は爆発などにより生じたクラック等で305~480℃が計測されています。2月2日の1202時に、溶岩ドームの崩壊によると思われる大きな噴火が発生し、火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 2.5 km 上昇しました。爆発による衝撃波が10 km 離れた都市でも確認されました。爆発的噴火活動は2月6日まで継続しました。カラーコードは「イエロー」
Sabancaya | Peru | 354006 | Elevation 5960 m
先週よりも爆発的噴火の勢いは衰えています。1月29日から2月4日の間の一日当たりの平均噴火回数は22階です。火山灰を含む噴煙は火口縁の上空 3.5 km に達しています。1月31日の観測では亜硫酸ガスの放出量は日量で3,388 トンです。
Sheveluch | Central Kamchatka (Russia) | 300270 | Elevation 3283 m
2月1日に熱異常が観測されています。航空カラーコードは「オレンジ」
Turrialba | Costa Rica | 345070 | Elevation 3340 m
2月5日0830時に生じた噴火では火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 200 m まで上昇しました。2月6日の0730時の噴火では 1 km 上昇しました。以上
今週ご紹介するWebcam画像は、“Shasta”,
“Strombori”,
“新燃岳”,
“諏訪瀬島”,
“浅間山”,
“那須岳”,
“霧島山えびの高原”,
“霧島山八久保CAM”です。
以上

草加市内でのFW:たまには石灰岩の中の玄武岩とウミユリの化石等

1月21日の河川史研究会のFWに参加させて頂いて以来、5回程草加の街を徘徊させて頂いている。あと3日程度の予定。
 昨日は、伊豆の石材としては余り収穫は無かったが、バス待ち時間に歩いていると「そうか公園」と「総合運動場」の角まできしまった。交差点の傍に「八条用水」が流れているが、流石に千葉と違って、ここでは秩父の緑色岩が使われているなとカメラを向けてた。

ついでに水路の写真などを写していると、なにやら二本の水路の間に灰色の岩塊が並べられて岩石公園の様になっている。

フーン 等と思いながらフト見ると、灰色の中に黒い塊が見えるので近寄ってみると灰色の大きな石は「石灰岩」で、黒いのは水冷された「ガラス質玄武岩」らしい。



私の大好物の枕状溶岩の仲間である。同心円構造の奴が無いかと(簡単に見付かるものでは無いが)観て回っていると、妙な小さな凸凹を見付けて、これまた良く見るとなんと「ウミユリ」の化石がワンサカと有るではないか!





秩父の石灰岩らしい。久し振りに何時もと違う風景を楽しませて頂いた。

2018年1月26日金曜日

GVP 火山活動情報の概要:1月17日⇒23日;17火山

原文は量が多いのでかなり省略しています。詳細は必要に応じ原文で御確認下さい。
New Activity/Unrest
Kadovar | Papua New Guinea | 251002 | Elevation 365 m
18-19と21-22日に掛けて活動は継続しています。山頂火口から火山灰を含む噴煙が800m上昇しています。ブルカノ式噴火が継続しています。溶岩ドームは成長を続け火映現象が観測されています。大量の亜硫酸ガスの噴出が確認されています。

Kusatsu-Shiranesan | Honshu (Japan) | 283120 | Elevation 2165 m
⇒例えば防災科研や産総研の下記サイトを参照下さい。
http://gisapps.bosai.go.jp/nied-crs/2018-0001/index.html
https://www.gsj.jp/hazards/volcano/kusatsu-shirane/
“草津白根山臨時カメラ(霧で何も見えないけれど一応公開されましたので)”,

「火口範囲と降灰域」を記した草津白根山の地質図;産総研+防災科研


Mayon | Luzon (Philippines) | 273030 | Elevation 2462 m
16-17日に掛けて岩屑雪崩や火砕流に火山灰を含む噴煙を伴う溶岩流先端での崩壊による地震波形を143回記録しました。17-20日の間も溶岩流先端の崩壊は継続しています。二度の火砕流は山腹の渓流を 3 km 下りました。亜硫酸ガスの噴出量は18日には日量1,478トン、19日には1,131トンでした。20-21日には合計14回の岩屑雪崩と10回の火砕流が観測されました。
21-22日には64回の岩屑雪崩と1回の火砕流が観測されました。21日1045時と22日0225時のストロンボリ式噴火では、夫々500m,200m の溶岩噴泉を生じ、火山灰を含む噴煙は上空 1. km に達し各地に降灰をもたらしました。溶岩流はその流出量を増し、“Miisi”溶岩流は 3 km 進み、新たに二つの溶岩流が“Bonga and upper Buyuan drainages”に生じました。
22日1243時には8分間継続するマグマ水蒸気爆発が発生し濃密な、高さ5 km の火山灰の噴煙を生じ、降灰が報告されました。この噴火では火砕流も様々な方角に流れ下りました。警戒レベルは0-5段階の“4”に引き上げられ、半径8km以内が立ち入り禁止となりました。報道に拠れば23日現在40,000人が避難しています。
PHIVOLCS のFBでは多数の噴火画像を流しています。

Nevados de Chillan | Chile | 357070 | Elevation 3180 m
1月1-15日の間も溶岩ドームのゆっくりとした成長を伴う活動が継続し、噴火に伴う噴煙は火口縁の上空1km に達し、夜間には火映が確認されています。溶岩ドームの成長は緩やかで、9日と12日に撮影された画像の比較で日量1,360立方メートル、ドームの全体積は37,000m3と推定されています。警戒レベルは「イエロー」が維持されています。

San Miguel | El Salvador | 343100 | Elevation 2130 m
14-17日の間に4回の噴火が有り、噴煙は火口縁の上空300mまで上昇しました。

Ongoing Activity

Agung | Bali (Indonesia) | 264020 | Elevation 2995 m
時折火山灰が混じる水蒸気と火山ガスの噴煙が継続しています。17日2126時の噴火では噴煙が火口縁の上空1.5km に達しました。
18日1944時の噴火では霧の為噴煙を確認出来ませんでした。19日1920時のストロンボリ式噴火では火山灰を含む噴煙が2.5km上昇し白熱岩塊が火口から1km付近まで飛散しました。この噴火後2時間ほどは火映が確認されました。22-23日には白色~灰色の噴煙が500m程度上昇しました。警戒レベルは1-4段階の“4”です。

Aira 桜島 | Kyushu (Japan) | 282080 | Elevation 1117 m
⇒気象庁の情報サイトを御確認下さい。

Cleveland | Chuginadak Island (USA) | 311240 | Elevation 1730 m
19日に衛星画像で新しい溶岩ドームが生じた事を確認しました。地表面温度の上昇は19-22日にも確認されていますが、地震計や空振計では特段の活動は観測されていません。航空カラーコードは「オレンジ」です。

Ebeko | Paramushir Island (Russia) | 290380 | Elevation 1103 m
1月11-12、14-16、18日に噴火が観測されています。航空カラーコードは「オレンジ」

Great Sitkin | Andreanof Islands (USA) | 31110 | Elevation 1740 m
18日に地震活動が過去二か月よりも低いレベルに低下した事が報告され、衛星画像でも活動が見られないので航空カラーコードは「グリーン」に引き下げられました。

Karymsky | Eastern Kamchatka (Russia) | 300130 | Elevation 1513 m
18日に火山灰を含む小さな噴煙が火山周辺で観測されました。航空カラーコードは「イエロー」

Kilauea | Hawaiian Islands (USA) | 332010 | Elevation 1222 m
特段の活動状況の変化は報じられていませんが、19日早朝に“Halema’uma’u”火口内で崩落が生じ、スパッターと“wall rock”が辺りを覆い岩片が駐車場付近まで達しました。

Klyuchevskoy | Central Kamchatka (Russia) | 300260 | Elevation 4754 m
11-12, 15, and 17日に熱異常が観測され、12、17-18日には火山灰を含む噴煙が東西に120km まで広がりました。航空カラーコードは「オレンジ」

Pacaya | Guatemala | 342110 | Elevation 2569 m
18-19日にストロンボリ式噴火が有り、噴出物は火砕丘の上空25mまで飛散しました。報告に拠ればストロンボリ式噴火により、火砕丘は周期的に破壊と建設を繰り返しています。溶岩流は先端で崩落を続けながら西側の山腹を400m下っています。ストロンボリ式噴火は2021日も継続し、南西側山腹で溶岩流が200m下っています。

Sabancaya | Peru | 354006 | Elevation 5960 m
噴火活動は前の週と変化無く活発で15-21日の間は連日平均57回の爆発を記録しています。火山ガスと火山灰を含む噴煙は火口縁の上空3.3kmまで上昇し、
亜硫酸ガスの噴出量は19日の観測では日量で3,410トンに達しています。

Sheveluch | Central Kamchatka (Russia) | 300270 | Elevation 3283 m
12-19日の間熱異常が観測されており、航空カラーコードは「オレンジ」

Sinabung | Indonesia | 261080 | Elevation 2460 m
18-23日の間、火山灰を含む噴煙は火口上空3.5kmに達しています。21-23日の間は白熱岩塊の岩屑雪崩が、東南東の山腹を1.35km流れ下りました。警戒レベルは1-4段階の“4”。

Turrialba | Costa Rica | 345070 | Elevation 3340 m
22日0000時の噴火では噴煙が火口縁の上空 500mまで上昇しました。

“Fuego”

“霧島山系新燃岳”,

“霧島山系硫黄山”,

以上

2018年1月18日木曜日

GVP 火山活動情報の概要:1月10日⇒16日;12火山

今週は火山の数は少ないのですが、最近噴火し始めた火山の情報量が多いので少し端折っています。詳細をご覧になりたい方は原文を参照下さい。
http://volcano.si.edu/reports_weekly.cfm
New Activity/Unrest

Kadovar | Papua New Guinea | 251002 | Elevation 365 m
1月8日の観測では新しい二つの火口が確認され、島の集落付近は火山灰で覆われていました。12日には突然噴火が激しくなり、これまでの最大の噴出が発生し、巨大な赤熱岩塊が南側に放出されましたが、これほどの噴火はこの日は1回だけでした。山頂部と南側から火映現象が観測されました。8日には大量の亜硫酸ガスの噴出が確認されました。1月6日に報告されていた亀裂は山頂から海岸まで伸び、12日の観測では割れ目は広がり大量の水蒸気が海水面付近から生じていました。13日の航空機からの観測では、山頂部の3カ所と、南東側水際火口と南側水際火口の5カ所の新しい火口が観測され、時折、大量の水蒸気と濃い灰色の火山灰が 1km 上空まで噴出しました。南側の水際の亀裂は活動していません。
NASA Earth Observatory にこの火山の噴煙画像があります。河口からの茶色の濁水の左側が“Kadovar”、右手が“Manam”。

https://earthobservatory.nasa.gov/NaturalHazards/view.php…

Mayon | Luzon (Philippines) | 273030 | Elevation 2462 m
1月13日1621時に水蒸気爆発が起こり、火山灰を含む噴煙は 2.5 km 上昇しました。地震波形では噴火を1時間と47分間記録しました。痕跡程度の降灰が各地で観測されました。警戒レベルは、0-5段階の“2”に引き上げられました。微かな火口付近の火映が2216時に観測され、14日0849時に5分間、他にも1143時のものは15分間継続する水蒸気爆発が発生しました。14日に、13日の1621時から14日の1925時までの間に、3回の水蒸気爆発と158回の岩屑雪崩が発生した事から警戒レベルは“3”に引き上げられました。新しい溶岩ドームの成長と溶岩が南側斜面に流れ出したことを示す、夜間には明るい火映が観測されました。15日には3回の斜面崩壊が発生し岩屑雪崩と小規模の火砕流を生じました。
⇒詳細の活動報告は下記のサイトでご覧になれます。
http://www.phivolcs.dost.gov.ph/

Nevados de Chillan | Chile | 357070 | Elevation 3180 m
1月9日に実施した航空機からの観測では、新しい溶岩ドームが、2017年12月21日に観測された新しい亀裂の位置に生じています。火山ガスと水蒸気が溶岩ドームの亀裂から生じています。ドームの表面温度は480℃。警戒レベルは「イエロー」

San Miguel | El Salvador | 343100 | Elevation 2130 m
14日と15日に灰色の火山灰を含む噴煙が火口縁上空300 m に達しました。

Ongoing Activity

Agung | Bali (Indonesia) | 264020 | Elevation 2995 m
期間中の一般的な活動は、灰色の火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 500 m まで上昇しています。11日1754時の噴火では火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 2.5 km に達しました。15日0723時の噴火では同様に 2 km まで上昇しました。11日現在、推定53,207名の避難民が233のシェルターに避難しています。警戒レベルは1-4の“4”です。

Aira 桜島 | Kyushu (Japan) | 282080 | Elevation 1117 m:省略

Kilauea | Hawaiian Islands (USA) | 332010 | Elevation 1222 m ⇒今週は2行だけでしたが省略

Klyuchevskoy | Central Kamchatka (Russia) | 300260 | Elevation 4754 m
5-6日と8-10日には衛星画像で少量の火山灰を含む噴煙が160 km の距離に達しています。6日と8日に弱い熱異常が観測されています。航空カラーコードは「オレンジ」
⇒NASA Earth Observatory に1月10日に撮影されたこの火山と9日の“Shiveluch”火山の衛星画像が掲載されています。

https://earthobservatory.nasa.gov/IOTD/view.php…

Sabancaya | Peru | 354006 | Elevation 5960 m
前の週同様に活発な活動が継続しています。8-14日の間は連日平均57回の爆発が発生しています。亜硫酸ガスの噴出量は12日の観測では日量 2,071 トンでした。

Sheveluch | Central Kamchatka (Russia) | 300270 | Elevation 3283 m
1月5-12日の間衛星画像で熱異常が観測されています。10日1035時の噴火では火山灰を含む噴煙が高度 10-11 km に達し、翌日に掛けて東に 900 km まで広がりました。航空カラーコードは10日に「レッド」に引き上げられましたが、この日遅くに「オレンジ」に戻されました。

Suwanosejima | Ryukyu Islands (Japan) | 282050 | Elevation 796 m
1月15日の噴火の際火山灰を含む噴煙が高度 1.8 km に達しました。

Turrialba | Costa Rica | 345070 | Elevation 3340 m
天候に阻まれて噴煙高度は観測出来ませんでしたが、1月15日0400に噴火が発生し降灰が報告されました。

今日の画像は①:Fuego, 

2018年1月16日火曜日

風化が織りなす石材模様:南浦和付近でのFW

月曜日は朝夕は厳しい冷え込みで、東浦和の公園の霜柱も4 cm 以上に伸びる状態ながら、

満開の蝋梅が早春の香りをいち早く感じる事の出来る一日だった。

 南浦和付近の二度目のFWとして、お隣の東浦和から西に向かって、埼玉スリバチ学会さんの1月6日のコースを念頭にしながら、今回は二ヶ所の「六地蔵」と二ヶ所の神社で凝灰岩質の石材を観察する事が出来ました。六地蔵はこれまであまり関心を惹かれる事が無かったのか殆ど記憶に残っていないのだが、太田窪観音堂では、改修された昔の観音堂礎石に伊豆の石灰質凝灰岩が使われていた事も有りしっかり観察させて頂いたのだが、地蔵の蓮華座の下の四角い台座部分の石材の部分が何れも伊豆の下田八幡神社裏の「幼稚園丁場」と呼んでいる石切り場で産出する石材に酷似しており、しかもその上に建つ六地蔵の御姿に比して如何にも美しい表面をしていて、一部の地蔵像と同じ石材なのに風化の状態が異なり興味を惹かれた。



もう一か所の根岸の観音堂脇の六地蔵⑤は、地蔵像の大部分はは太田窪と同じ凝灰岩だが、四角い台座は箱根溶岩(小松石)らしい事も面白い組み合わせだった。

 太田窪氷川神社では珍しく房州石の石垣と礎石に出会えた。改修で古い石材と新しい石材が混在していて、拝殿の礎石がもっとも新しく、大谷石(上)と房州石(下)の組み合わせ。

拝殿前の石垣は古いものだろうと思われるのだが、これは房州石。何故か石垣に嵌めこまれた奉納額だけは伊豆の緑色砂質凝灰岩が使われている。

房州石が江戸に出回り始めた頃に、運賃分だけでも易い房州石産地に(良く似た)「伊豆石」の注文が入っていた頃の名残だろうか?淡い桜色の「桜目」(さくらめ・おうめ)と称された岩片も観察される。常夜燈は台座から全て箱根溶岩なのだが、露わになってしまった礎石は伊豆の石灰質凝灰岩が使われている。

幟旗の竿を保管する細長い屋根掛け(覆屋)の木材も少し凝って弓型の曲線に心ひかれたが、その束石も伊豆の細粒の凝灰岩が補修時に組み込まれたコンクリート製の束石の中で強い自己主張をしている様に見えた。

 コース取りをミスって長徳寺と隣接する氷室神社と十度明神社に行き損ねたのと、神明の阿弥陀堂は直ぐ傍まで行っておきながら立ち寄れなかったので、今週中に機会が有ったら回ってみたい。利根川や江戸川周辺の田園地帯はこの時期、寒風が身に堪えるので、もう少し暖かくなるまでは、この付近の様に風を避ける事の出来る場所でFWをやりたいものだ。

2018年1月14日日曜日

博物館には様々な岩石の鑑定依頼が来る

博物館には様々な発掘の現場や、趣味としての岩石の鑑定依頼がやってくる。偶にそのような場所に居合わせて、その岩石が凝灰質だとつい口を出してしまう事が有る。
千葉県内の有る発掘現場から産地の鑑定を依頼された凝灰質砂岩の例

肝心な部分がボケたがスケールが入った外観図が他に無かったので、これは画像の横幅が8cm.ボケてしまった中心部の表面画像を下に。

発掘品なので、加工は一切できないので、ルーペで色彩が鮮やかな部分を探していると赤い小さな岩片が所々に目立つのと、粒子がやや大きめの石英粒子に富んでいるのが判る。しかも、構成粒子の外側を白い鉱物が取り囲んでいる。



鑑定は、類似の鉱物や岩片の性状や、粒度等を参考に手持ちの画像と比較していくのが一般的。私の手元の画像では下の二枚が比較的似ている。



これは黒滝層の中の石灰質に富む部分で「高宕石」と云う勝っては採掘されて仏像や神社等の階段石に良く使われていた石材。
但し、試料の方は全般的に高宕石よりも粗粒で、特に石英粒子がやや大きくて量が多い、
九十九里に近い山武市の成東石にも似るが、これも細粒なので一致しない。
含まれている赤味を帯びた火山岩片の類似が有るので、黒滝層かそれより多少古い石灰質で固められた凝灰質砂岩が、我々の知らない何処かに在るらしい。
データベースを積み上げるのも中々大変な作業です。